避難所運営ゲームHUG(ハグ)は、静岡県に在職中の2007年度(平成19年度)に開発したものです。
おかげさまで、その後口コミで北海道から沖縄まで全国に普及し、また東日本大震災では実際の避難所運営に役立ったという事例も報告されています。
一方で、「あちこちで色々なやり方でやっていて、どれが元々のやり方なのかわからない」という声も聞こえてくるようになりました。市販されているセットに取扱い説明書を付けてありますが、開発の経緯や設計思想、体験会の運営のコツなど説明書には書ききれないことも多々あります。
そこで、退職後のこれからはこれらのことをお伝えする仕事をしようと思います。
また、HUGの手法を応用できる分野が他にもいろいろあり、現在姉妹ゲームをいくつか開発中ですので、これらについてもご紹介していこうと思います。
それから、全国を捜すとHUGが好きでたまらないという奇特な方もいらっしゃいますので、そんな方々と仲間づくりをして、HUGの輪を広げていければ存じます。
2016年4月 倉野康彦